関東エリア 主要活断層帯の長期評価リスト

「主要活断層帯の長期評価の概要」 地震調査研究推進本部より (算定基準日2014年1月1日)

東京都

断層帯名
(起震断層/活動区間)
地震規模(M) 地震発生確率 平均活動間隔
30年以内 50年以内 100年以内 最新活動時期
立川断層帯たちかわだんそうたい 7.4 0.5%~
2%
0.8%~
4%
2%~
7%
10,000年~
15,000年
約20,000年前~
13,000年前

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に伴い、立川断層帯では、地震発生確率が表の値より高くなっている可能性がある。

神奈川県

断層帯名
(起震断層/活動区間)
地震規模(M) 地震発生確率 平均活動間隔
30年以内 50年以内 100年以内 最新活動時期
伊勢原断層いせはらだんそう 7.0 0%~
0.003%
0%~
0.005%
0%~
0.01%
4,000年~
6,000年
5世紀~
18世紀初頭
神縄・国府津-松田断層帯かんなわ・こうづーまつだだんそうたい 7.5 0.2%~
16%
0.5%~
30%
1%~
50%
約800年~
1,300年
12世紀~
14世紀前半
三浦半島断層群
(主部/武山断層帯)みうらはんとうだんそうぐん
6.6以上 6%~
11%
10%~
20%
20%~
30%
1,600年~
1,900年程度
約2,300年前~
1,900年前
三浦半島断層群
(主部/衣笠・北武断層帯)みうらはんとうだんそうぐん
6.7以上 0%~
3%
0%~
5%
0%~
10%
1,900年~
4,900年
6~7世紀
三浦半島断層群
(南部)みうらはんとうだんそうぐん
6.1以上 不明 不明 不明 不明
約26,000年前~
22,000年前
北伊豆断層帯きたいずだんそうたい 7.3 0% 0% 0% 約1,400年~
1,500年
1930年北伊豆地震

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に伴い、三浦半島断層群では、地震発生確率が表の値より高くなっている可能性がある。

千葉県

断層帯名
(起震断層/活動区間)
地震規模(M) 地震発生確率 平均活動間隔
30年以内 50年以内 100年以内 最新活動時期
鴨川低地断層帯かもがわていちだんそうたい 7.2 不明 不明 不明 不明
不明
東京湾北縁断層とうきょうわんほくえんだんそう 活断層ではないと判断される

鴨川低地断層帯に関しては、活断層であるかどうかの確実な証拠に乏しく、活断層としての存在そのものについて疑問視した調査結果も報告されている。よって、今後、本断層帯の活動時期や活動性に関する確実な資料を得る必要がある。

埼玉県

断層帯名
(起震断層/活動区間)
地震規模(M) 地震発生確率 平均活動間隔
30年以内 50年以内 100年以内 最新活動時期
関東平野北西縁断層帯
(主部)かんとうへいやほくせいえんだんそうたい
8.0 0%~
0.008%
0%~
0.01%
0%~
0.03%
13,000年~
30,000年
約6,200年前~
2,500年前
関東平野北西縁断層帯
(平井-櫛挽断層帯)かんとうへいやほくせいえんだんそうたい
7.1 不明 不明 不明 不明
不明
立川断層帯たちかわだんそうたい 7.4 0.5%~
2%
0.8%~
4%
2%~
7%
10,000年~
15,000年
約20,000年前~
13,000年前
元荒川断層帯 もとあらかわだんそうたい 上尾市付近を境に北部と南部に分けられ、北部のみが活断層と判断される
荒川断層あらかわだんそう 活断層ではないと判断される

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に伴い、立川断層帯では、地震発生確率が表の値より高くなっている可能性がある。

栃木県

断層帯名
(起震断層/活動区間)
地震規模(M) 地震発生確率 平均活動間隔
30年以内 50年以内 100年以内 最新活動時期
関谷断層せきやだんそう 7.5 0% 0% 0% 約2,600年~
4,100年
14~17世紀

群馬県

断層帯名
(起震断層/活動区間)
地震規模(M) 地震発生確率 平均活動間隔
30年以内 50年以内 100年以内 最新活動時期
関東平野北西縁断層帯
(主部)かんとうへいやほくせいえんだんそうたい
8.0 0%~
0.008%
0%~
0.01%
0%~
0.03%
13,000年~
30,000年
約6,200年前~
2,500年前
関東平野北西縁断層帯
(平井-櫛挽断層帯)かんとうへいやほくせいえんだんそうたい
7.1 不明 不明 不明 不明

補足

地震発生確率について

地震発生確率の値は、歴史記録や調査研究等から分かった過去の地震活動記録を統計的に処理し、「今後ある一定期間内に地震が発生する可能性」を確率で表現したものです。

  1. 活断層で起きる地震は、発生確率が数千年程度と長いため、30年程度の間の地震発生確率は大きな値とはなりません。例えば、兵庫県南部地震の発生直前の確率値は0.02~8%でした。地震発生確率が小さいように見えても、決して地震が発生しないことを意味してはいません。
  2. 想定した次の地震が起きないかぎり、年数経過とともに地震発生確率地は増加していきます。
  3. 地震発生確率値は不確定さを含んでいます。新たな知見が得られた場合には、地震発生確率値は変わることがあります。

表の値について

データのまとめに際して見やすさに重点をおき、地震発生確率に対する「ほぼ」や、地震規模に対する「程度」といった表記を取り除いております。予測されている値が、厳密ではないことをご理解の上ご覧ください。