建物倒壊危険度について 【東京・地域別危険度】
2018年(第8回)地域危険度測定調査結果 東京都都市整備局より
建物倒壊危険度とは?
地震の揺れによって建物が壊れたり傾いたりする危険性を表しています。
危険度の高い地域は、谷底低地や沖積低地に分類される地盤上にあたる地域に多くみられ、荒川・隅田川沿いの下町地域一帯に分布しています。これらは、古い木造や軽量鉄骨造の建物が多く集積している地域です。
- この危険度は、地盤と地域にある建物の種類などによって判定されます
- 地盤の良し・悪しについては、基礎地盤の種類・地盤の液状化の可能性・埋立地・急傾斜地などの属性について考慮されます
- 建物は、木造・鉄筋コンクリート造などの構造・築年・階数などで耐震性能を評価します
- 建物被害率は、阪神淡路大震災など、過去の地震被害の調査事例などをもとに設定しています
建物特性
建物倒壊危険度が高い例
地盤特性 | 揺れやすい |
---|---|
建物量 | 建物が密集している |
建物特性 | 建物構造:耐震性が低い(木造等) |
建築年代:古い |
地盤特性
建物倒壊の危険性は、地盤の特性による影響を受けます。
東京の地盤は、山地・丘陵地、山の手の台地、下町の沖積低地、台地を刻む谷からできている谷底低地に分類されます。沖積低地や谷底低地は、地震が起きた場合に揺れが増幅されやすいため、比較的被害が発生しやすい地域です。
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