地域別危険度2018

2018年(第8回)地域危険度測定調査結果 東京都都市整備局より

地域危険度について

「地震に対する地域危険度」は、東京都が5年おきに調査し公表しているデータです。
これは、町の地震に対する被災リスクを表し、各地域における地震に対する危険性を建物・火災・災害時の活動困難度などの面から1~5までのランクで相対的に評価しています。お住まいの地域の被災リスクを住所からピンポイントで把握する事ができます。

地域危険度Q&A

地域危険度ランク

都内の町丁目の地震に対する危険性を相対的に評価するため、特定の地震地を想定せず、全ての町丁目直下の地盤で同じ強さの揺れが生じた場合を想定し、危険性を測定しています。

第8回 地域危険度測定調査データ(2018年最新版)

ワーストランキング表示(2018年最新版)

各項目の危険度が高い順に表示されます

地域危険度調査の目的

防災は公助だけでなく、自助・共助が重要であり、「自分たちのまちは自分たちで守る」という意識を持つことが求められます。この調査は、都民の防災意識の高揚を図ることを目的としており、自分が住んでいる地域の危険性を認識して頂くために実施しています。

特に、危険度が高い地域では、皆様の生命と財産を守るために、住民の皆様が「まちづくり協議会」を立ち上げ、まちづくりを主体的に検討することや、防災訓練などの防災活動の実施、更には建替えなどによりご自宅の耐震性や耐火性を向上させることが重要になります。
セーフシティの実現に向け、東京都の支援・助成制度をご活用ください。

地盤分類について

地盤分類は、町丁目別に12種類の地盤に分類し地盤の揺れやすさを示しています。増幅率の数値が大きいほど地盤が揺れやすいことを示します。

東京都地盤地質図

出典:東京都土木技術研究所「東京都地盤地質図(23区内)」(昭和44年)、東京都防災会議「東京区部の地盤区分図」(昭和53年)

山地・丘陵・台地

形成された年代が古く、洪積層を中心とした地盤です。
固結した地盤のため地震が起きた場合でも揺れが増幅されにくいことから、地震の揺れに対して比較的危険度が低い地域です。

山地・丘陵・台地 増幅率
山地 山地 1.0
丘陵 主に丘陵地 1.4
台地1 河成礫層の上に関東ローム層 1.6
台地2 堆積粘土・砂層の上に関東ローム層 1.7

谷底低地

台地を刻む谷底での堆積物でできているため、軟弱な地盤です。地震が起きた場合に、揺れが増幅されやすいことから、地震の揺れに対して比較的危険度が高い地域です。

谷底低地 軟弱層の厚さ 増幅率
谷底低地1 3m未満 1.5
谷底低地2 3m以上8m未満 1.8
谷底低地3 8m以上 2.0

沖積低地

形成された年代が新しく、沖積層を中心とした地盤です。主に海面下での堆積物でできているため軟弱な地盤となっています。地震が起きた場合に揺れが増幅されやすいため比較的危険度が高い地域です。

沖積低地 軟弱層の厚さ 増幅率
沖積低地1 主に河成礫 1.5
沖積低地2 10m未満 2.3
沖積低地3 10m以上25mm未満 2.6
沖積低地4 25m以上40mm未満 2.9
沖積低地5 40m以上 2.9