中央構造線断層帯 淡路島南部 紀淡海峡-鳴門海峡

2003年2月12日 地震調査委員会より

中央構造線断層帯 淡路島南部 紀淡海峡-鳴門海峡の調査結果

中央構造線断層帯危険度 やや大

  1. 和泉山脈南縁-金剛山地東縁
  2. 淡路島南部 紀淡海峡-鳴門海峡
  3. 讃岐山脈南縁 讃岐山脈南縁-石鎚山脈北縁東部
  4. 石鎚山脈北縁
  5. 愛媛北西部 石鎚山脈北縁西部-伊予灘

位置

中央構造線断層帯は、過去の活動時期の違いなどから、全体が5つの区間に分けられる。 近畿地方の金剛山地の東縁から、和泉山脈の南縁、淡路島南部の海域を経て、四国北部を東西に横断し、伊予灘に達する長大な断層帯。

過去の活動

過去の活動時期から5つの区間に区分したが、これらの5つの区間とは異なる区間が活動する可能性や断層帯全体が同時に活動する可能性も否定できない。断層帯全体が同時に活動する場合は、マグニチュード 8.0程度もしくはそれ以上の地震が発生すると推定される。

将来の活動

和歌山市付近もしくはその西側の紀淡海峡から鳴門海峡に至る区間が活動すると、マグニチュード7.7程度の地震が発生する可能性がある。

淡路島南部 紀淡海峡-鳴門海峡による地震発生確率

期間 地震発生確率
30年以内 0.005%~1%
50年以内 0.009%~2%
100年以内 0.02%~4%
300年以内 0.1%~10%

参考データ

1995年 阪神淡路大震災(兵庫県南部地震 M7.3)の場合

発生地震 地震発生確率 平均活動間隔
六甲・淡路島断層帯 30年以内に
0.02%~8%
約1.7~3.5千年