頓宮断層

平成16年9月8日 地震調査委員会より

頓宮断層の調査結果

頓宮断層危険度 やや大

位置

頓宮断層は、滋賀県甲賀郡水口町から三重県阿山郡伊賀町、上野市を経て名賀郡青山町に至る断層です。
長さは約31kmで、ほぼ南北方向に延びる、相対的に東側が隆起する逆断層。頓宮断層の中央部付近のすぐ西側には、木津川断層帯がある。

過去の活動

頓宮断層の最新活動時期は、約1万年前以後、7世紀以前の可能性があり、平均的な活動間隔は約1万年以上であった可能性があります。

将来の活動

頓宮断層は、全体が1つの区間として活動すると推定され、マグニチュード7.3程度の地震が発生すると推定される。
この場合、断層の東側が西側に対して相対的に2~3m程度高くなる段差やたわみを生じる可能性がある。
今後30年の間に地震が発生する可能性が、我が国の主な活断層の中ではやや高いグループに属することになる。

頓宮断層による地震発生確率

期間 地震発生確率
30年以内 1%以下
50年以内 2%以下
100年以内 4%以下
300年以内 10%以下

参考データ

1995年 阪神淡路大震災(兵庫県南部地震 M7.3)の場合

発生地震 地震発生確率 平均活動間隔
六甲・淡路島断層帯 30年以内に
0.02%~8%
約1.7~3.5千年