神縄・国府津-松田断層帯

地震調査委員会より

神縄・国府津-松田断層帯の調査結果

神縄・国府津-松田断層帯危険度 大

位置

神縄・国府津-松田断層帯は、静岡県駿東(すんとう)郡小山(おやま)町から、神奈川県足柄上郡山北町、松田町、大井町を経て、小田原市に至る断層。

過去の活動

神縄・国府津-松田断層帯では、全体が1つの区間として活動する場合、マグニチュード7.5程度の地震が発生する可能性がある。また、その際には断層近傍の地表面では、北-北東側が南-南西側に対して相対的に3m程度高まる段差やたわみが生じると推定される。 長さは約25kmもしくはそれ以上。

将来の活動

30年以内にマグニチュード7.5程度の大地震が発生する可能性が最大16%。この数値は我が国の主な活断層の中では高いグループに属することになる。

神縄・国府津-松田断層帯による地震発生確率

期間 地震発生確率
30年以内 0.2%~16%
50年以内 0.4%~30%
100年以内 1%~50%
300年以内 10%~90%

※過去の地震に関する信頼できるデータの充足度が非常に低く、これを用いて求めた発生確率等の値の信頼性が低い。このため、今後の新しい知見により値が大きく変わる可能性が高い。または、最新活動時期のデータが得られていないため、現時点における確率値が推定できず、単に長期間の平均値を確率としている。

参考データ

1995年 阪神淡路大震災(兵庫県南部地震 M7.3)の場合

発生地震 地震発生確率 平均活動間隔
六甲・淡路島断層帯 30年以内に
0.02%~8%
約1.7~3.5千年