電気・電気製品の地震対策 【防災行動マニュアル】

電気や電化製品に関する行動ポイントです

予想される停電被害

政府中央防災会議が発表した、首都直下地震の被害想定では、最悪のケースで停電軒数は160万軒にのぼり、その復旧完了までに約6日間かかると想定されています。

首都直下地震におけるガス供給の復旧想定
各事業者による復旧目標:6日
阪神・淡路大震災時の復旧実績:6日

地震後の注意点

  • 電化製品はぬれないように気をつけましょう。一度水につかった屋内配線や電気器具は、漏電を引きおこす原因となり危険なので使用しないでください。水がこぼれて発火する恐れがあるので、電化製品の上には花びんなどを置かない等の事前の備えも大切です。
  • 使用中の電気器具のスイッチを切りましょう。とくにアイロン、ヘア-ドライヤー、トースターなどの熱器具は、すぐにプラグをコンセントから抜きましょう。
  • 地震による電気器具の故障や、消し忘れ等による事故を防ぐために、家を離れて避難するときには分電盤のブレーカーを切ります。
  • 電線の断線に注意。断線してたれ下がっている電線には、絶対に手を触れないでください。電線に樹木や看板、アンテナなどが接触している場合もたいへん危険です。見つけたときは、すぐに電力会社へ連絡してください。

地震の際は火事が心配されます。火の始末に気を取られがちですが、阪神大震災の時、発生した多くの火災の原因は電気でした。(大地震によって漏電した電化製品によって火災が発生)
停電が復旧した直後が最も危険な状態であると言えます。漏電確認を行い、避難する場合には必ずブレーカーを落としてからにしましょう。