東京都にある活断層、立川断層帯の調査結果。地震調査委員会より
立川断層帯は、埼玉県入間郡名栗村から東京都青梅市、立川市を経て府中市に至る断層帯で、名栗断層と立川断層から構成される。
全体として長さは約33kmで、概ね北西−南東方向に延びている。
立川断層帯の平均的な上下方向のずれの速度は、0.2-0.3m/千年程度と推定される。
本断層帯の最新活動時期は約2万年前以後、約1万3千年前以前で、平均活動間隔は1万-1万5千年程度であった可能性がある。
将来マグニチュード7.4程度の地震が発生すると推定され、その際に北東側が相対的に2-3m程度高まるたわみや段差が生じる可能性がある。
本断層帯は、今後30年の間に地震が発生する可能性が、我が国の活断層の中ではやや高いグループに属することになる。
※1995年 阪神淡路大震災の場合、地震発生直前の30年確率は0.02%〜8%でした。